美しい紅葉で知られる国の名勝・九年庵(くねんあん)は、
元々は佐賀の大実業家、伊丹弥太郎(いたみやたろう)の別邸でした。
明治33年から、浄土真宗の僧・阿(ほとり)和尚の指導により、
9年の歳月をかけて築かれたことからこの名前がつきました。
数寄屋造り(すきやづくり)の邸宅と筑紫平野を借景にした庭園には、
ツツジやモミジなどが植栽され、自生の木立や一面に生えた
スギゴケが美しい風情を漂わせます。
毎年11月中旬の紅葉の時期に、9日間だけ一般公開されていましたが、
新緑の時期にも一般公開されるようになりました。
公開期間:11月15日~23日